2025/08/29 17:41
幹細胞培養上清の安全性
幹細胞培養とは、生体内で起こる細胞分裂を短期間で再現することで、細胞数を爆発的に増やすことを言います。本来のサイクルとは違う異常な環境におかれることになり、細胞の遺伝子変異が起きる可能性があります。培養した幹細胞を調べてみると、少なくない頻度で、
遺伝子変異が見られます。ただし、「遺伝子異常=がん化」ではありません。「正常ではない」ということしかいえないのです。そこで安心して欲しいのが、非変異原性・非アレルギー検査の結果、幹細胞を含まない培養上清では毒性が見られませんでした。
がん化…正常な細胞が何らかの原因で異常な細胞になり、無制限に増殖したり、他の組織に広がったりする状態のこと。この異常な細胞のことを「がん細胞」と呼び、増殖した結果としてできる塊を「腫瘍」と言う
非変異原性検査…物質が突然変異を誘発する性質があるかの検査のこと。非アレルギー検査…感染症を引き起こす可能性があるかの検査のこと。
乳歯由来歯髄幹細胞培養上清の効果
幹細胞は年齢と共に減少していき、遊走能(幹部に集まる能力)が低下してしまいます。それによって、傷の治りが遅かったり、綺麗に
治らず跡が残ってしまうのです。
幹細胞培養上清は、体内の遊走能を高め、傷や欠陥の場所に強力に集める働きがあり、細胞が集まることで活性化します。培養上清には、炎症を抑え、炎症で傷ついた細胞を保護し、体内に存在している幹細胞を誘導する機能や新たな血管を作る機能があります。この働きが、失われた組織や臓器に作用し、内部から修復や機能を高めることに繋がります。
幹細胞培養上清について、今まで説明してきましたが、その中でも乳歯由来歯髄幹細胞培養上清の効果について説明したいと思います。
乳歯由来歯髄幹細胞培養上清の他にも骨髄由来、臍帯由来、脂肪由来などがあります。その中でも乳歯由来は、組織を再生させるカギに
なるMCP-1とED-Siglec-9という2つのサイトカインを最も多く生産します。MCP-1とED-Siglec-9という2つのサイトカインは、共同作業で局所のマクロファージの性格を変えることによって、抗酸化作用、免疫抑制作用、細胞保護作用など組織再生に有利な環境を作って
くれます。そのため、乳歯由来の幹細胞から作成される歯髄幹細胞培養上清が他の培養上清に比べて高い再生能力を持っていると言われています。
特に乳歯由来は、歯髄幹細胞の中でも永久歯由来のものより増殖能力が高い傾向にあります。
遊走能…細胞がそれぞれの役割に沿って、物質に向かって移動する能力のこと。
サイトカイン…免疫細胞などから分泌されるタンパク質で、細胞間の情報伝達を担う物質のこと。免疫細胞の反応を強めたり、抑制
したりも行う。
MCP-1…細胞の遊走を促進するサイトカインの一種で、単球やマクロファージなどの免疫細胞を炎症部位に誘導する働きを持つ
タンパク質のこと。
ED-Siglec-9…免疫細胞上の一種で、シアル酸という糖鎖に結合するタンパク質のこと。また、一部の免疫細胞では、ED-Siglec-9の結合が活性化を促すこともある。
BELURA 美肌エッセンス
BELURA 美肌エッセンス
乳歯由来歯髄幹細胞培養上清の説明は前述した通りで、細胞の活性化がシミ、しわ、年齢肌の悩みに効いていきます。ハリのあるなめらかな年齢に負けないキレイな肌になるには、幹細胞を保護・強化していけるような商品です。朝晩2回の集中ケアとして是非使っていただきたいです。
BELURAの美肌エッセンスの強みは乳歯由来歯髄幹細胞培養上清だけでなく、独自の製法でレシピのようにして製造しているところです。
化粧品やサプリの成分は、効果的な成分をたくさん入れたとしても、製品化する加工時に成分が壊れることがあります。製品化の際の加工というのは、ご家庭での調理と同じ意味合いで、料理をするときにどれだけ高級で良い素材でも、作り方や温度管理などを間違えると
美味しくなくなるだけでは無く、素材の成分や風合いまで壊してしまいます。このように、素材の成分や風合いを壊さずに、効果的な成分を独自の製法(レシピ)を「ハルキレシピ」と掲げています。
主要成分
「乳歯由来歯髄幹細胞培養上清」「植物エクソソーム水」「赤ワイン酵母抽出液」
「プラセンタエキス」「フラーレン」「アルコルビン酸」
乳歯由来歯髄幹細胞培養上清
体内の遊走能を高め、傷や欠陥の場所に強力に集める働きがあり、細胞が集まることで活性化します。培養上清には、炎症を抑え、炎症で傷ついた細胞を保護し、体内に存在している幹細胞を誘導する機能や新たな血管を作ることで、失われた組織や臓器に作用し、内部から
修復や機能を高めることに繋がります。
歯髄幹細胞培養上清が他の培養上清に比べて高い再生能力を持っていると言われています。特に乳歯由来は、歯髄幹細胞の中でも永久歯
由来のものより増殖能力が高い傾向にあります。
植物エクソソーム水
植物細胞から抽出されたエクソソームを含む液体のことで、エクソソームとは細胞が放出する小さな袋のようなもので、内部に
マイクロRNAなどの情報伝達物質を含み、他の細胞に影響を与え、肌の再生や修復を促す幹細胞のような作用があります。
また、肌のハリや弾力を支えるコラーゲンやエラスチンの生成も促進する働きや抗炎症作用、メラニンの生成を抑え肌のくすみや色素沈着の改善にも効果がある万能な物質です。
赤ワイン酵母抽出液
肌の調子を整え、潤いやツヤを与え、乾燥から守る効果が期待できます。また、肌のターンオーバーをサポートし、紫外線や乾燥による
外的刺激から来る酸化ストレスから肌を保護してくれる働きがあります。
プラセンタエキス
哺乳類(豚や馬など)の胎盤から抽出されたエキスのことで、アミノ酸、ビタミン、ミネラル、成長因子などの様々な栄養素や
生理活性物質が含まれており、美肌効果やアンチエイジング効果などが期待されています。
フラーレン
活性酸素を吸着・除去することで、高い抗酸化作用を持ち、それによって美白効果や老化防止効果、シワ抑制効果、ニキビ予防と幅広い
効果が期待できます。フラーレンは、紫外線に強いため抗酸化作用が持続しやすいのも大きなメリットです。
アスコルビン酸
水溶性ビタミンの一種で、抗酸化作用やコラーゲン生成に関与し、壊血病の予防・治療、免疫機能の維持、美肌効果などが期待できます。ピュアビタミンCとも呼ばれ、即効性が高く、酸化しやすく不安定で、肌に浸透しにくいという性質を持っています。高い即効性が欲しい場合には、とても効果的です。
【成分表】
水/ペンチレングリコール
セレニセレウスコスタリセンシス葉/茎エキス
ヒト歯髄細胞順化培養液
ヒト遺伝子組換オリゴペプチド-1
合成ヒト遺伝子組換ポリペプチド-2
合成ヒト遺伝子組換ポリペプチド-11
プラセンタエキス/フラーレン/3-グリセリルアスコルビン酸
加水分解ヒアルロン酸/水溶性コラーゲン
サッカロミセスセレビシアエエキス
セラミドNP/セラミドAP/セラミドEOP/ヒアルロン酸Na
マンニトール/BG/グリセリン/フェノキシエタノール/PVP/クエン酸
クエン酸Na/レシチン/リン酸Na/フィトスフィンゴシンコレステロール
ラウロイルラクチレートNa/カルボマー/キサンタンガム
エチルヘキシルグリセリン
参考
上田実,『改訂版 驚異の再生医療~培養上清が世界を救う~』,扶桑社,2022,p.151-177
